小津監督が好んだ名店の「とんかつ」キーホルダー

本物と見紛うばかりの精巧でリアルな食品サンプルの製造技術を応用して作られた〈さんぷる工房（サンプルコウボウ）〉のキーホルダー。小津監督の作品『秋刀魚の味』で、画面には映らないものの美味しそうに、とんかつを食べるシーンをイメージして、衣はサックサク、中はしっとりジューシーなとんかつを再現しました。小津監督のトレードマークのピケ帽を型取ったチャームが付いた特別仕様のキーホルダー。小津作品には食事や食卓を囲むシーンが度々登場し、この「とんかつ」も小道具として大切な意味があり、本企画でも特別なアイテムです。

小津安二郎/オヅヤスジロウ
サイレント映画時代から戦後までの約35年にわたるキャリアの中で、原節子主演の名作『晩春』、『麦秋』、『東京物語』など含め、54本の作品を監督した日本の名監督。日本の人と心を独自の作風のなかに捉え続けた小津監督作品は、「永遠に通じるものこそ常に新しい」の言葉通り、今も常に観るものの心に新しい刺激や感動を与え続け、国内外の多くのファンから熱い支持を受けています。

さんぷる工房/サンプルコウボウ
”食品サンプル”の町岐阜県郡上八幡町。＜さんぷる工房＞は、築百五十年になる八幡町の町家を改造した、日本唯一となる食品サンプルの観光施設として開館。施設内では職人が本物と見紛うリアルなアイテムを日々作り出し、地場産業の継承と発展に尽力しています。