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White Mountaineering

SHOW

by RのショーをLIVE&動画配信

LIMITED ITEM

Disneyデザインの5アイテムを8/26(木)- 9/21(火)の期間、Rakuten Fashionで限定販売いたします。
クラシカルな表情のミッキーと、コミカルなオリジナルロゴを取り入れたスペシャルアイテムを展開。
※限定アイテムの販売は現在終了しています。
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    WM POCKET RINGER T-SHIRT / Disney

    クラシカルなミッキーをプリントし、袖口とポケット口をフライスで切り替えたヴィンテージ風Tシャツ。

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    WM PRINTED T-SHIRT / Disney 

    フロントにはミッキー、バックにはオリジナルのコミカルフォントロゴを配置したTシャツ。

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    WM PRINTED HOODIE / Disney

    胸元とポケット部分にミッキーとロゴを配置したリラックスシルエットのフーディー。

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    WM 6 PANEL CAP / Disney

    フロントにミニサイズのミッキーと、サイドにはコミカルフォントのロゴが刺繍された6パネルキャップ。

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    WM TOTE BAG / Disney

    表裏にプリントを施したA4サイズがすっぽりと収まるサイズのナイロントートバッグ。

BRAND PROFILE

White Mountaineering

White Mountaineering(ホワイトマウンテニアリング)は、デザイナー相澤陽介が2006AWシーズンからスタートしたファッションブランド。”服を着るフィールドは全てアウトドア” デザイン、実用性、技術の3つの要素を一つの形にし「市場には屈しない姿勢でのものづくり。」をブランドコンセプトに掲げ、コレクションラインの他に、BLACKをベースとしたソリッドなアイテムを展開する「BLK」、“休息”を意味する“Repose”をテーマとした「Repose Wear」など様々なラインを展開。 

INTERVIEW

〈ホワイトマウンテニアリング〉相澤陽介 インタビュー

東京ならではの等身大な表現方法に
チャレンジしたい。

相澤陽介

海外のメジャーブランドからの協業オファーが絶えず、国内でもファッション業界の枠を超えた企業が注目。世界的に高い評価を得る「ホワイトマウンテニアリング(以下WM)」が8月30日、「Rakuten Fashion Week TOKYO」期間中にファッションショーを開催する。日本発のファッションブランドを支援するプロジェクト「by R」のサポートで実現する今回のショー。WMを率いるデザイナー相澤陽介さんに、今回の東京でのショーへの思いや今の心境などを聞いた。

―今回のショーについて教えてください。

WMが東京ファッションウィークに参加するのは、実は今回が初めてなんです。2016年秋冬にコレクション発表の場をパリに移す前、東京で7回ショーを開催しているんですが、東京ファッションウィークとは関係のないタイミングで行っていたので。

今回の「by R」でのショーは、等身大、自分の今のリアリティを表現したいと思っています。日常の延長のような感覚で気負いなく、普段のライフスタイルから派生するアイデアを、デザイナーの目線で表現したい。例えば僕は今44歳で、子供が3人いるんですが、会場選びの基準は子連れでいつでも遊びに行ける場所。日常にすっと馴染んで、さらりとしている…みたいなのが気分。でもさらりとしているのって、実は一番難しいんですよね。僕は料理をよくするんですが、煮込み料理は簡単だけど、美味しい出汁を取った究極の素麺を作るのは難しいのと同じで(笑)。

過去にパリでショーを12回行いましたが、パリだと爪痕を残さなければというプレッシャーが強くて、どうしても足し算のデザインにする方が、気持ち的に落ち着く。でもそれが正解なのか?という疑問もあったりしました。個人的に引き算の美学というのは足し算を経てから成り立つものだと考えているので、パリで行なってきた要素をどのように等身大の引き算にしていくか?ということにチャレンジしたいと思っています。

2022年春夏コレクションは6月のパリメンズの期間に、すでにオンラインで発表していますが、それとはまったく異なる表現を企画しています。シーズンをまたいで過去の代表作をミックスするのも良いと思うし、一つのカテゴリーに標準を合わせてリデザインするのも面白い。

フィジカルなショーへの思い
ー3シーズンぶりにフィジカルなショーをすることの意義は考えましたか?

White Mountaineering

今年6月にデジタルコンテンツで発表したWhite Mountaineering 22SSコレクション

コロナ禍で全世界のブランドがオンラインでの発表に切り替える中、僕たちもコレクションの発表方法やブランドのあり方について、何がベストなのか?を葛藤し続けた1年半でした。フィジカルなショーはもうやらないかも、という気持ちに揺らいだこともありました。今も自分の中で正解は出ていません。

そんな中思ったのが、若い世代の人たちに「ファッションってこんなに面白いよ」と伝えたいということ。僕は多摩美術大学デザイン科で客員教授をしたり、日本服飾文化振興財団の若手デザイナー支援プロジェクトの審査員を務めたりしていますが、若い世代にとってファッション=ネガティブなものに捉えられがちな今の風潮が寂しくて。その面白さをリアルに伝えられるのが、現役で走り続けている自分のような存在だと思ったんです。

僕はファッションデザイナーであり、その仕事に誇りを持っていますが、現在他にも北海道コンサドーレ札幌を運営する株式会社コンサドーレ にて取締役兼クリエイティブディレクターをしています。具体的には経営面も含めたクリエイティブの統括的な立ち位置ですが、ファッションデザイナーとして身につけた経験を使って他の業界での可能性と向き合うこともできるし、一つのジャンルに縛られなくても良いと思っています。 とはいえ、業界を引っ張るみたいなおこがましい意識はまったくないんですけどね。

モード×アウトドアの原点

White Mountaineering

White Mountaineering 22SSコレクション

ーブランドの背景にある“アウトドア”というキーワードに繋がる、相澤さんの原点エピソードを教えてください。

父親がアウトドア好きな人で、小学校低学年の頃からキャンプをしたり、友達と遊ぶより父と山で遊んだ記憶の方が多いくらい、アウトドアが身近だったんです。当時、父親は〈バブアー〉のウェアを着ていて、印象に残っていますね。中には譲り受けて、今も大切に保管しているアイテムもあります。美大を卒業した後に就職した〈コム デ ギャルソン〉では、入社2年目から〈ジュンヤ ワタナベ コム デ ギャルソン〉のメンズチームに入って。子供の頃から慣れ親しんでいたアウトドアウェアに、ファッションという視点から改めて深く向き合うことになりました。

ファッションカルチャーを追いかけるのは個人的に疲れるけど、プロダクトの進化を追いかけるのはめちゃくちゃ面白いんですよ。アウトドアのプロダクトって進化し続けているから。今でも新しいアウトドアウェアが出るたびに、夢中になりますね。だから自分がブランドを立ち上げるなら、一生追いかけたいと純粋に思うものにフォーカスしたいと思いました。

―アウトドアを語る上でサステナブルな視点は切り離せませんが、WMとしての考えを教えてください。
今、ファッションは大きな変化の中にあって、ただきらびやかだったり、かっこつける時代から、プロダクトを作ることを社会問題のひとつとして真摯に向き合うべき時代が到来している。そのことが、個人的にとても興味深いと感じています。例えば、ブランド的にも関係性の強いグローバルスポーツブランドでは、2025年以降バージンナイロン、バージンポリエステルを使用した素材を使わないと宣言していますよね。再生繊維はリサイクルする物質を粉砕して生み出す短繊維なので、強度や生地のハリを出すのが難しい。だから無限な可能性を持つバージンナイロンやバージンポリエステルに比べると作れないプロダクトが増えて、時代が逆戻りした感覚になるかもしれないけど、そこに意味があると思っています。そんな社会的メッセージをファッションに落とし込んで発信するのが、僕たちのような小さいブランドの使命なんじゃないかなと。
サステナビリティという言葉だけ一人歩きさせるんじゃなくて、その中でどう楽しみを見つけるのか?というのがこれからの可能性です。
―将来的にチャレンジしたいことは?
今話した“リサイクル”という側面に加えて、“長く持ち続けられる”というのもWMが大切にしているサステナビリティのひとつ。以前コラボした〈バブアー〉本社のリペア工場では、50年間着続けた製品の修理サービスも行っていました。それは僕たちも目指すところ。ブランド立ち上げ1シーズン目から作っているゴアテックスのアウターを街ではもちろん、フェスでも、キャンプでも使って、子供が大きくなったらお下がりとして譲る…そんな大きな意味での循環。1から10まで循環するモノづくりは、長いスパンでトライしていきたいですね。
WMの世界観を体現する山小屋ライフ
―時代が猛スピードで変化する中、クリエイションで大切にしていることは?
「それが当たり前だから」という視点でのモノづくりは絶対にしたくないですね。あと、これからの時代はパーソナルなコミュニケーションがより重要になってくると思うので、「この服にはこんな思いを込めたんだ」ときちんと対話できるプロダクトを作りたい。コロナ禍を経験して、どの素材とパターンメイキングを組み合わせたら着る上で心地良く、ストレスがなくなるかを、さらに高いレベルで追求するようになりました。
―コロナ禍を通して、ご自身のマインドやライフスタイルに変化はありましたか?
海外ブランドとの仕事が多く、パンデミックの前は週単位で国内外を行き来する生活でしたが、それが全部ストップしたことで、また山に頻繁に行けるようになって。
そうしたら、山に拠点を作りたくなり、長野にアトリエを作りました。ホワイトマウンテニアリングのコンセプトを実践した生活をしてみようと。 “都会で着るアウトドア”というブランドコンセプトを体現できるフィールドが、ずっと前から欲しかったんですよ。サンプルを試着してバイクに乗ったり、自然の中で活動したり…。太陽光発電で電力をまかなったり、バイオエタノール暖炉を設置したり、仰々しくない範囲で自己完結できる山小屋ライフを楽しむ予定です。
―ショー発表と並行して、通販サイト
「Rakuten Fashion」にWMが初出店するそうですね。
自社のEコマース以外で、出店するのは「Rakuten Fashion」が初めて。今までWMに馴染みがなかったお客さまに、手に取っていただける機会が増えそうで嬉しく思っています。限定アイテムも発売予定で、楽天さんとの取り組みだからこそ実現できる、今までにはないWM的遊び心を反映したデザインを企画中です。ジェンダーレスで楽しめるアイテムなので、ぜひチェックしてみてくださいね。

Designer

相澤 陽介

Yosuke Aizawa

1977年生まれ。多摩美術大学デザイン科染織デザイン専攻を卒業後、2006年に「White Mountaineering」をスタート。
これまでに「Moncler W」、「BURTON THIRTEEN」、「adidas Originals by White Mountaineering」など様々なブランドのデザインを手がける。 2019年からは、北海道コンサドーレ札幌のクリエイティブディレクターにも就任。
また、2020年春夏より「LARDINI by YOSUKE AIZAWA」をスタートする。 その他、多摩美術大学の客員教授も勤める。

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