/

White Mountaineering

SHOW

by RのショーをLIVE&動画配信

LIMITED ITEM

カタカナロゴから女の子プリントまで、kolorで人気のグラフィックアイテムがRakuten Fashionにおいて期間限定で予約販売。
kolorでは珍しいトートバッグも登場。
※限定アイテムの販売は現在終了しています。

BRAND PROFILE

White Mountaineering

デザイナー阿部潤一が2004年に設立したkolor (カラー)は、シーズン毎にテーマを設けず、シルエット、素材、ディテールなど様々な要素を絶妙なバランス感でひとつのピースに落とし込み、全体の雰囲気で表現したコレクションを展開。2008年春夏よりパリへ進出。kolorならではの独特な世界観が国内外で注目を集めている。

INTERVIEW

〈カラー〉阿部潤一 インタビュー

心地よい違和感をクリエイションに

阿部潤一

2004年のデビュー以来、国内外で幅広く活動する〈カラー〉が9月4日、「2022S/S Rakuten Fashion Week TOKYO」期間中に東京でファッションショーを開催する。楽天がファッションブランドを支援するプロジェクト「by R」のサポートで実現する今回のショー。デザイナーの阿部潤一さんからクリエイションについて話を聞いた。

〈カラー〉流らしいミニマリズムへの挑戦
―今回の「by R」に参加するショーについて教えてください。

6月のパリ・メンズファッションウィーク期間にオンラインで発表した2022年春夏コレクションを、また新しいカタチで披露する予定です。東京でフィジカルなショーをやるからには、パリでの発表や前回のショーとも違う特別感を見出せることに、意味があると思ったので。

今回のコレクションでは、先シーズンに続き「〈カラー〉が再定義するミニマリズム」に挑戦しています。ファッション史におけるミニマリズムって、70年代の〈コム デ ギャルソン〉のデビューにはじまり、90年代の〈ヘルムート ラング〉や〈ジル サンダー〉など、極限まで削ぎ落とした後の強さや美しさに価値を見出していたけど、それが今の時代も新鮮かというと正直、悩んでしまう。シンプルだけど強いものって何だろう?ということを先シーズンからずっと考えていて。全体像の7〜8割はなんでもない普通だけれども、残りの2〜3割に強いものを凝縮させることで、僕らなりの新しいミニマリズムを表現してみました。

―クリエイションで大切にしていることは何ですか?

いろいろあるのですが、kolorを見たり、着たりする人が無意識に受け入れてしまう違和感ってなんだろうとはよく考えます。例えば、綺麗なモノと醜いモノ、や汚いモノを混在させ、違和感・不安感がありながらも、思わず美しいと受け入れてしまう。そんな感覚をいつも探しています。配色や素材・テクスチャーのミックスだったり、アイテム同士の組み合わせだったり…ギリギリの境界線を見つける作業を積み重ねるんです。

例えば今回の春夏コレクションでは、ジャケットの襟などに透明シートを乗せ、その部分の芯地やステッチといった“内部の構造”を露出させるデザインに挑戦しました。普通だったらきれいじゃないからと隠す要素を、あえてディテールとして活かしたり。

kolor

kolor SS2022 Look (Paris)

“ずれ”や“リズム”でブランドらしさを表現
―独特の配色センスや異素材合わせ、解体した服のパーツの大胆なドッキングなどが印象的な〈カラー〉ですが、ご自身が考えるブランドらしさとは?

“違和感を与える”もそうですが、クリエイションの中では“ずれ”や“リズム”というものも大切にしています。色やテクスチャーをずらすことで、デザインに視覚的なリズムが生まれる。それが〈カラー〉らしさのひとつなのかなと。

色合わせに関しては、客観的に見ると「和服っぽい」と言われることがありますね。和菓子っぽいというか、和菓子の包み紙っぽいというか…。実家が祖父の代から続く呉服屋なんですよ。子どもの頃、家には帯や半襟、裏地なんかのサンプル帳がたくさんあって、新しいシーズンのものが届くと、古いサンプル帳をもらって切って遊んだりしていましたね。裁断バサミが15本くらい転がっているような環境で。それをペンチ代わりにして、プラモデル用の針金とかを切って怒られたりもしたんですけど(笑)。着物の知識はゼロだし、完全に後付けですが、そのような環境も少しは影響があったのかもしれませんね。

デザインのインスピレーション源は、それこそ色々です。例えば、子どもの頃に買ってもらって気に入っていたジャケット。僕は一人っ子で、母は僕に洋服を買い与えるのが趣味だったんですよ。そんな思い出や、昨日見たニュースで言っていたこととか、街で見かけた自転車、食べたもの…。日常の些細なことを含む、自分が経験してきた引き出しの中から、その時の気分にあったものを引っ張り出して組み入れていくという感じです。

―オンラインでのショー発表を余儀なくされるシーズンが続きましたが、改めてフィジカルなショーを開催することについて、どう思いますか?

ファッションデザイナーってクリエイティブな職業ですねってよく言われるんですけど、パリを中心としたプレタポルテの体制って、1950年代からずっと変わらなくて、本当にクリエイティブなのか疑問に思う時があるんです。しかし今回、オンライン発表でいつものようにフィジカルなショーができない状況になったことで、ショーに替わる発表や表現方法をブランドは模索しなくてはならず、その部分は良かったなと思います。今後もフィジカルなショーをやる選択、やらない選択、いろんな方法論があるけど、ルーティーンにはならないようにと考えています。当たり前だからと思考停止してしまうと、クリエイションにも淀みが出てくると思うので。

kolor

kolor SS2022 Film (Paris)

―コロナ禍も相まってこの1年半、時代は大きく変化しましたが、ご自身のマインドやモノづくりに影響はありましたか?
正直、時代の変化に合わせてブランドも変化しなければ、というのは嘘くさいなと思うので、逆に影響されたくないという気持ちの方が強いですね。ステイホームが増えたから、家の中で楽しく過ごせる服を作ろうというのも、僕らのやることじゃないなと思うし。とはいえ、日々の生活を通して感じたことがアウトプットとして出てくるので、憂鬱な気分になったときは、そのままの気分を投影しますね。それには抗わない。世の中が暗いからこそ気持ちがポジティブになる服を…みたいなマインドはあまりないかな。
―最後に、ショー発表と並行して、通販サイト「Rakuten Fashion」に〈カラー〉が初出店するそうですね。
「Rakuten Fashion」のお客さまの中には、〈カラー〉を知らない方も多くいると思うので、新しいお客さまに〈カラー〉を知ってもらえる機会になれば、とても嬉しいです。「面白そうだし、ちょっと買ってみようかな」と思っていただけるような、手に取りやすいTシャツやトレーナーなど、「Rakuten Fashion」でしか買えない限定アイテムも用意しているので、楽しみにしてください。

Designer

阿部 潤一

Junichi Abe

文化服装学院を卒業後、複数のアパレルメーカーを経て、2004年に「kolor」を立ち上げる。2008年春夏よりパリに進出し、2012年にパリメンズファッションウィークにて初のランウェイショーを行う。同年には「第30回毎日ファッション大賞」で大賞を受賞。2013年春夏よりプロダクトベースで発表するブランド「kolor BEACON」をスタート。その後もadidasとのコラボレーションなど、国内外で様々な活動を行っている。

LOOK

See More
CREDIT :
Masaya Takagi
Yuki Okishima, Natsuko Kito, Kaito Chiba

BACKSTAGE

See More
CREDIT :
Masaya Takagi
Yuki Okishima, Natsuko Kito, Kaito Chiba