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「スタンダード」企画、Vol.3は、お待たせしました、タイトル通り、若きジェントルマンへ。Rakuten Fashionでいつも高い人気を誇る、トップスの名品を紹介します。MA-1、スウェット、白シャツ、ロンTの4アイテム。今回は「メンズの定番、こんな風に着てほしいな」という女性目線でのガールズトークでお届け。
小川:私、男性のファッションに関しては、シンプルでこなれた感じが好きなんですよね。自分は派手だけど。
渡部:「Less is More」というやつですな。同意です。女性はレイヤードが楽しいけれど、男性はパシッと潔い着こなしが似合って、それはそれで羨ましくもある。MA-1は秋になると20代の男性が、ブラックデニムと合わせてスマートに着てるのをよく見るね。みんなサラサラヘアなのはなぜ?
小川:えー、知らないけど(笑)。ミリタリーはファッションとして取り入れるのが微妙な感じに見えるときもあるから、「街着」として着てほしい。
渡部:ロンドンのストリートとかモッズっぽいイメージだね?
小川:そう。今年の秋なら、いつもよりオーバーサイズのMA-1もありだと思う。袖が膨らんで、サイドからのフォルムもかっこいい。ボトムはやっぱりスキニーのブラックデニムとか。靴は<ドクターマーチン>の6ホールくらいの気負いなさで、ぜひ。
渡部:あ、なんかしてほしい格好取られた気分だけど(笑)、私はグレーのパーカを下に着込んでさらにカジュアルダウンさせるのもいいのかなと。ボトムもルーズ。その代わり、全身の色は黒、ネイビー、グレーくらいのシックな色にする。そんな女の子がいてもかわいいね。
(小川)すっきりとスマートな
ミリタリーを!
(渡部)ルーズなシルエットを、
シックな色合いで。
渡部:スウェットが似合う男性はいいよね。私はやっぱり王道のグレーがいいかな。ボリュームあるタイプをさらっと着てる人を見ると「どこの?」って聞いてしまいがち。そして真似しがち。
小川:ニットよりもいい意味で、少し野暮ったさが出るのもいい。“ナード”に着こなせる感じが。
渡部:それ、難易度高いよ。同じボトムを穿いていたとして、ニットなら上品になるところをスウェットであえてカジュアルに着る、くらいのイメージでいいよね。
小川:王道のグレーや黒から、今回撮影したようなオレンジとかちょっとカラフルなものに変えるだけでも“ナード”感、でそう!ボトムはスポーティーなナイロン素材のパンツを合わせたりとか。足元はローテクスニーカーでぜひ。
渡部:私はやっぱりグレーのスウェット推しかな。カーゴパンツと<adidas>のちょっとボリュームあるタイプのスニーカーとか。足元にだけ色があるのもよさそう。
(小川)カラフルなスウェットも、
この秋はおすすめ。
(渡部)王道のグレーを選び、
足元で遊ぶ。
小川:白シャツを清潔にピシッと着ている男性はやっぱり、いつの時代もかっこいいですよね。
渡部:ユニフォームのように仕事の時は白シャツ!と決めているというアートディレクターを知っていますが、素敵です。男性はやっぱり女性に比べて選べるアイテムが少ないから、そこを逆手にとって白シャツに絞り込むことで、その人のキャラクターが際立っている。あんなのもこんなのも着てみたいっていう私からすると正反対で、憧れる。
小川:Rakuten Fashionにもビジネス用の白シャツはたくさんあるから、自分に似合う形やブランドを探せそう。スーツと白シャツの着こなしを極めるのもいいですよね。
渡部:私は白シャツをうまく着崩してる人に目がいくかな。ボタンの開け方とか袖のロールアップとかがこなれている人。裾は出しっぱなしで、ボリュームのあるボトムを合わせるのはどうでしょう?
(小川)白シャツとスーツが似合う男性は、
やっぱり素敵。
(渡部)白シャツを自分らしく
着崩している人に目がいく。
渡部:ロンTはRakuten Fashionでも、いつもすごく売れているアイテムのひとつだそう。
小川:Tシャツよりもさらにカジュアルだけど、若者に人気なのかな?だとしたら、サイズアップしてダボっとしたシルエットで着てほしいな。
渡部:サイズ感は確かに重要だね。ボディフィットしすぎてると、おしゃれ感が軽減してしまうアイテムではあるね。でも逆に大きすぎても、年齢やTPOによってはだらしなくなるよね。私はメンズサイズのロンT、好きで買うけれど、すごく形が気に入ったらサイズ違い、色違いで買ったりもする。
小川:スウェット同様、白、黒、グレーが基本色だけど、ラベンダー色とかさらりと着こなすの、おしゃれよね。パステルカラーを着る男性ってちょっといいなと思ってる。その場合はボトムは黒のスラックスパンツとかかな。
渡部:わー、おしゃれね…。ちょっとだけきれいにロンTを着るのはいいね。白とか生成りのロンTに細身のデニムでも、大人の男性なら似合いそう。
(小川)パステルのロンTに
ぜひ挑戦してほしい。
(渡部)大人なロンTはかっこいい。
プロフィール
小川夢乃(スタイリスト)
ダボっと着たいからロンTはメンズサイズのXLを買うこともある。ファッション業界に身を置いているせいか、スーツを着た男性に弱いらしい。
渡部かおり(編集者)
メンズのロンTにブラックスキニーというなんてことない格好が1番落ち着くけれど、パリコレの取材もしたりする。理想の男性は『となりのトトロ』に出てくるサツキとメイのお父さん。
インスタグラム @fwpres
サンフランシスコのミッション地区に、ドロレスパークという公園がある。そこを中心として、周りには朝ご飯の美味しいカフェや、ピザの名店、センスのよいオーガニックグローサリーがあって、1日中でも過ごせる大好きなエリアだ。そこに集まる地元の男性のスタイルが本当にかっこいい。着古したロンTにディッキーズのハーフパンツ、白い靴下にカラフルな<VANS>のエラ。野菜がビヨーンと見えているエコバッグを肩にかけ、スケボーですいすいと移動している人、アイロンされた白シャツをぱりっと清潔に着ているのにボトムは履き古したカーキのカーゴパンツを穿いて、パソコンをパチパチ叩いている人、グレーのカレッジスウェットにストライプのエプロンをつけて、大型犬と散歩しているカフェの店員、白T、オーバーサイズのボタンダウンシャツにヨガマットを斜めがけしている学生。誰しもが洋服に着られることなく、気張らず、自分の生活に合わせたファッションを楽しんでいる感じがもう、とびきりにかっこいい。
パリのレピュブリック広場に集結している、若きティーンエイジャーのスケーターのファッションを見るのも好きだ。真っ赤なニットに中途半端な太さのブルーデニム、足元は汚れた<スーパースター>。淡いピンクのニット帽にボーダーのロンTで盛大にすっ転んでいる若き青年、それを指差して笑っているのは、原色グリーンのスウェットパーカに裾を切りっぱなしたチノパンを腰履きしている友達。横でだべっている男の子たちの足元はそろって<VANS>のスケートハイ。こちらは自分たちが愛するカルチャーと、ある一定のファッションルールをリスペクトした着こなしがかっこいい。
こんな風に旅して目にした、その場所だからこその着こなしに感化されて、すぐに真似したくなり、近くの古着屋やスニーカーショップに行ってしまう。晴れてまた自由に世界を旅できるようになったら、公園や道端のベンチに腰掛けて、ぼーっと眺めていたいな。世界に誇るストリートファッションの街、東京を歩きながらそんなことを切に願った。
Text : Kaori Watanabe
※掲載商品の販売やお届け予定は変更になる場合がございます。詳細につきましては各商品ページをご確認ください。
※参考商品に関する詳細は、記載の電話番号またはWEBまでお問い合わせください。
Staff Credit
Photography : Akemi Kurosaka
Styling : Yumeno Ogawa
Illustration : Yoko Sakai
Nigaoe : Haru(age9), daughter of Kaori
Edit & Text : Kaori Watanabe