〈リーバイス〉は今季、新ラインとなる「デニム ファミリー」を発表。伝統的なスポーツウエアから着想を得たアイテムはすべて、味わい深い風合いのセルビッジデニムで製作。”家族全員で楽しめるデニム”を合言葉に、ジェンダーレスなコレクションを展開する。インディゴブルーが上品なシャツジャケットは、ゆったりとしたボクシーシルエット。アーカイブから取り入れたステッチなど、シンプルで心地よいデザインが魅力。

春アウターの定番であるデニムジャケット、周りと差をつけるなら、テーラードカラーがノーブルな印象を与える1枚を。洗練されたリアルクローズを提案する〈ミスターオリーブ〉らしい、ダブルブレストジャケット。軽やかな一重でありながら、少しルーズなボックスシルエットで存在感を漂わせて。パリッとした質感のデニムは、ほどよい厚みの10オンスを採用。春はもちろん、コートが主役の秋冬にはレイヤードアイテムとしても重宝するはず。

唯一無二の個性を放つデニムジャケットは〈アヴィレックス〉。肩や袖をジャストフィットさせたサイジングの妙が、ヴィンテージライクなウォッシュドデニムを野暮ったく見せない秘訣。コンパクトな身頃とは裏腹に、前後と袖には、映画『トップガン』で着用されたフライトジャケットをモチーフに12枚のパッチを配置。どの角度から見ても楽しい、圧巻のデザインに惚れ惚れ。

1950年代を中心に、アメリカンワークウエアを生産、販売していた〈ホワイトフィールド〉と〈ジャーナルスタンダード〉がコラボレーション。豊富なポケットで利便性を確保、太さが特徴のストラップは4つの金具ボタンにより好みの長さに調整できるなど、伝統的かつ機能的なオーバーオールのディテールはそのままに、ゆったりとしたオーバーサイズにすることで、今の空気感を表現。手持ちのスウェットやTシャツに重ねて、新鮮なデニムルックを楽しんで。

ブランドが得意とする加工にこだわり、味わい深いクラッシュデニムを製作したのは〈ヒステリックグラマー〉。上質なカリフォルニアコットンのデニム生地を採用し、紡績と織りの工夫でヴィンテージの風合いを再現。長年にわたって愛用し、リペアを重ねながら穿き込んだようなこなれ感が、即座に手に入る。見た目以上に軽やかで、夏の間もストレスなく穿けるのが嬉しい。

人気セレクトショップ〈ビショップ〉が、アメリカを代表するデニムブランドのひとつ〈Lee〉に別注をかけたペインターパンツ。1950年代のヴィンテージモデルをベースにした1本は、前後にペンキの飛び散りを再現し、骨太なワーク感を演出。ループやツールポケットなどの便利なディテールは残しつつ、シルエットはやや細身に、今らしく仕上げた。股上は深く、ゆったりと穿くことで、トレンドの”腰穿き”にもアレンジ可能。

モードとストリートを巧みに融合する〈モンキータイム〉より、シルエットのアレンジが楽しめるデニムパンツをピックアップ。ベースは脚をすらっと見せてくれるシンプルなストレートシルエット。裾の両脇に施されたファスナーを開けると、上品なフレアシルエットにもシフトできるのが画期的だ。軽やかで淡いブルーは、革靴からスニーカーまで、さまざまなシューズと相性よし。

きれいな細身シルエットに定評のある〈ディーゼル〉のスリムスタイル「D-STRUKT」に、ショーツが登場。やわらかなコットンデニムと爽快なライトブルーが相まって、今の時期から盛夏まで快適に穿ける1本だ。膝よりも少し上にカットした丈は足さばきもよく、ベタつきにくいのが嬉しい。バックポケットには控えめな「D」の刺繍をあしらい、さりげないアクセントに。