-風の色-

風を追いかけ、凧を空に舞い上がらせる。不安定なバランスを保ち、糸が切れないようにする。
私たちは凧を風に委ねるが、手放すことはない。まるで、現実から逃避しながらも、人生そのものを別の角度から見つめ直して戻ってくるかのように。
「コローレ・ヴェント」(風の色)は、凧のように風に逆らい、決意をもって空を彩る人々に捧げられたフレグランスです。また、自分を夢中にさせ、私たちを支え、飛び立つのを助けてくれる人々を大切にするよう促すものです。
凧は、ふらりとどこかに逃げてしまいたいと願う心の象徴ですが、恐れることなく向い風にのり凧になって、空と風、雲、そして何よりもあなたの人生を彩ってください。このフレグランスの香りは、私たちの中にいる子供の心、風に果敢に挑戦する子供を目覚めさせます。
スパイシーなトップノートは、私たちを怖がらせるかもしれないが、より高く押し上げる逆風を表し、シャンパンとコーヒーのミドルノートはバニラで柔らかに香り、キャラメルバターと共に大胆さと甘さが融合しています。
これは異なる感覚を刺激する香りで遊び、子供っぽさと大人っぽさのコントラストを強調したいと考えました。
すでに知られている香りを他の香りと組み合わせることで変化させ大きな驚きをもたらします。
凧を揚げるには二人の人間が必要で、１つの香りがもう１つの香りを助けるという(ブースターとして機能する)概念に基づいています。空に舞う凧のように、バランスを崩しそうなカラフルな香りのノート。

香調：シトラル・グルマン・スパイシー

【トップ】レモン、コリアンダー、カルダモン、ブラックペッパー、ジンジャー
【ミドル】ベルガモット、シャンパン、キャラメリゼシュガー、スウィートノート、コーヒー
【ラスト】バニラ、アンバーノート、ホワイトムスク、キャラメルバター

クラフツマンシップにもとづく、メイドインイタリーの香り
第二次世界大戦最中の1942年、ウンベルト・ノービレがローマで香水ビジネスを始めたのが「ノービレ1942(NOBILE1942)」の始まり。その後ファミリーである、マッシモとパトリツィオが情熱を受け継ぎ、世界に誇れる“メイド・イン・イタリ-”の魂を胸に、最高品質のフレグランスへのこだわりを持ち続けています。
ノービレのフレグランスは、浸漬、フィルタリング、蒸留といった自然な工程で得た精油が含まれています。こうした製法は完成までに長い時間を要する一方で、出来上がったフレグランスは芳醇で香り高く、力強さと奥行を持つのです。