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最近よくSDGsという言葉を聞きますよね。これは国連サミットで採決された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。ファッション業界もラグジュアリーブランドをはじめとして、サステナブル(持続可能)なファッションへの指針を打ち出すブランドが増えてきました。動物の皮や毛を使わない、再生利用の素材を使用する、フェアトレードを実施する…などなど、生産、流通において自然環境や社会に配慮した取り組みです。昔はなんとなくオーガニックコットンのほっこりしたイメージでしたが、最近はデザイン性も高くオシャレなアイテムやブランドがとても増えてきました。今回はRakuten Fashionの中から、そんなサステナブルで素敵なアイテムをご紹介します。
モードな気分を楽しむ♡
心地よく上質なカジュアル服
ちょっと華やか、
おでかけモード
バッグも種類いろいろ
リサイクル素材だけで
すべてを作るブランド
2009年にスペインで生まれた<エコアルフ>は、すべてのアイテムを再生素材や環境負荷の低い天然素材のみで作っている、まさにサステナブルを追求するブランドです。海中から大量のゴミ(魚網やナイロン廃棄物など)を回収して新たにリサイクル素材を開発したり、廃タイヤの研究をしてサンダルのための粉末へ転換するなど、独自のマテリアル生産サイクルから構築しています。再生ナイロン、コットン、ウールなどの素材は商品としての一生を終えたら、また次のサイクルへと循環するシステムを推進しています。
そう、ファッション業界は空前のサステナブル・ムーブメントである。昔のエシカルなアイテムといえば、手作りの1点ものリメイク上等!レースひらひら~という感じだったが、最近は大企業が社会的責務として、長年継続してきた生産から流通の仕組みを大きく変えようとしている。メゾンの中ではステラ マッカートニーが昔から突出して意識高く、さまざまな挑戦をしてきたが、今やLVMHが他業種も巻き込んで環境とサステナビリティに関する新しい事業を始めており、ケリングもまた「ラグジュアリーとサステナビリティは同一である」という指標のもと種々の戦略を進めている。
古くは「パタゴニア」から「フランク&アイリーン」、最近では「H&M」まで企業としてのエシカルなアクションを起こす会社は多い。「adidas Originals」はすべての<スタンスミス>をサステナブル素材に切り替えるそうだ。「ロペ エターナル」は、過去のコレクションの残反を使った限定商品のプロジェクトを始めた。国内のセレクトショップでもっとも本腰を入れているのは「ロンハーマン」だろう。余剰在庫をギリギリまで減らし、アップサイクルな商品を中心に据えようとしている。
また、新しい小さな芽もたくさん生まれている。「ボーダーレス クリエーションズ」は世界中のサステナブルなファッションアイテムや雑貨を扱うオンラインセレクトショップで、業界のベテラン2人組が立ち上げたサイト。「Atelier M/A」はイタリア育ちの2人がリサイクル素材を色彩豊かにアップサイクルするブランド。「SREU」はさまざまな古着を解体し、エレガントに昇華させるコレクタブルな商品を作っている。元モデルのマリエさん、篠原ともえさんのブランドもエシカルをテーマにしているのをご存知だろうか。
最近一番心を掴まれたのは、元イッセイ ミヤケ メンのデザイナーが立ち上げた「CFCL」というニットブランドだ。3Dコンピュータ・ニッティングによる無縫製のホールガーメントという、一気にパーツを編み上げる手法で、なんと一切の無駄が出ないのだ。しかも再生ポリエステルを使い、軽くて洗える素材でありながら構築的で美しいシルエットが生まれるという、未来的な商品である。
世の中の潮流の中で、サステナブルファッションはすでに机上の空論ではなくなっている。これからますます意欲的なデザインの服が世の中に出ることになると思う。洋服を選ぶ時の楽しい選択肢がまた増えていく。
*今月はちょっと真面目に考えてみました。
Text:Toshiko Nakashima
※掲載商品の販売やお届け予定は変更になる場合がございます。詳細につきましては各商品ページをご確認ください。
Staff Credit
Illustration : Chiaki Mori
Text:Erina Ishida<FW>、Toshiko Nakashima
Edit:Toshiko Nakashima