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ドロレスパークとレピュブリック広場

サンフランシスコのミッション地区に、ドロレスパークという公園がある。そこを中心として、周りには朝ご飯の美味しいカフェや、ピザの名店、センスのよいオーガニックグローサリーがあって、1日中でも過ごせる大好きなエリアだ。そこに集まる地元の男性のスタイルが本当にかっこいい。着古したロンTにディッキーズのハーフパンツ、白い靴下にカラフルな<VANS>のエラ。野菜がビヨーンと見えているエコバッグを肩にかけ、スケボーですいすいと移動している人、アイロンされた白シャツをぱりっと清潔に着ているのにボトムは履き古したカーキのカーゴパンツを穿いて、パソコンをパチパチ叩いている人、グレーのカレッジスウェットにストライプのエプロンをつけて、大型犬と散歩しているカフェの店員、白T、オーバーサイズのボタンダウンシャツにヨガマットを斜めがけしている学生。誰しもが洋服に着られることなく、気張らず、自分の生活に合わせたファッションを楽しんでいる感じがもう、とびきりにかっこいい。
パリのレピュブリック広場に集結している、若きティーンエイジャーのスケーターのファッションを見るのも好きだ。真っ赤なニットに中途半端な太さのブルーデニム、足元は汚れた<スーパースター>。淡いピンクのニット帽にボーダーのロンTで盛大にすっ転んでいる若き青年、それを指差して笑っているのは、原色グリーンのスウェットパーカに裾を切りっぱなしたチノパンを腰履きしている友達。横でだべっている男の子たちの足元はそろって<VANS>のスケートハイ。こちらは自分たちが愛するカルチャーと、ある一定のファッションルールをリスペクトした着こなしがかっこいい。

こんな風に旅して目にした、その場所だからこその着こなしに感化されて、すぐに真似したくなり、近くの古着屋やスニーカーショップに行ってしまう。晴れてまた自由に世界を旅できるようになったら、公園や道端のベンチに腰掛けて、ぼーっと眺めていたいな。世界に誇るストリートファッションの街、東京を歩きながらそんなことを切に願った。

Text : Kaori Watanabe

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Staff Credit

Photography : Akemi Kurosaka
Styling : Yumeno Ogawa
Illustration : Yoko Sakai
Nigaoe : Haru(age9), daughter of Kaori
Edit & Text : Kaori Watanabe

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