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ヘアカラーも洋服も、派手になる?

久しぶりに伸び放題になっていた髪の毛を切りに、ヘアサロンへ行った。長年、代官山にある「kilico.」のjiroさんにお世話になっている。必ずいつも「今、どんな髪型が流行ってるんですか」と聞くのを楽しみにしている。今は、派手なカラーリングに挑戦する人が多いのだとか。理由は「鬼滅の刃」でもなければ、虹プロのパート2で練習生のへアカラーが次から次へと変わることでもなかった。聞けば「いつもそう。世の中が閉塞的になったり、暗いニュースが続くときは、髪を明るくしたい人がすごく増える。自分を鼓舞するような感覚があるのかもしれない。」とのこと。なるほどなあと思いながら、鏡の中に映る私も、例に漏れず、前髪とサイドのインナーカラーをピンクがかったオレンジにしていた。人ごみにも時代にも流されるつもりはないが、こういうちょっと直感的にミーハーな自分が嫌いではない。

洋服はどうだろうか。秋を前にして、第二波への不安からコートやブルゾン、つまりは外へ出かけるために着るアウター類の売れ行きが悪そうだとか、家からちょっとそこまで出かけられるくらいのニットやスウェットに人気が集中しそうとか。オンライン会議が続くから存在感のあるトップスやイヤリングが売れているとか。アイテムごとの傾向は色々とあるけれど、ヘアスタイルみたいに、鼓舞するための洋服ってどんなものがあるのだろうか。私はちょっと派手な服を着るようになったかもしれない。柄、色、フォルム、どれもいつもよりインパクトがあるものを手に取りがちだし、合わせ方もこれくらいやってみてもいいだろうっていうギリギリの冒険をすることも増えた。その時、いつも頭の片隅にあるのは「だって、外に出るし。人に会うし。」だったように思う。せっかく誰かに会うのだから、ちょっと華やかにおしゃれしていこうという気持ちだ。これまでは至極当たり前のことが、こんなにも大切になるとは。装いとは生き方の表れであり、それは自分のためであるべきだとの持論を長年持ち続ける私ですらそう思う。

人との関わりの中で、外でおしゃれをする、誰かにそれを肯定してもらうこともやっぱり大切なのだなと改めて思う。周りにも「家着以外はもう、普通の服っていらないかな」という人も多い。コロナをきっかけに、人々のファッション感度がぐっと上がった、街の歩く人々の色彩が豊かになった、なんてことになったらちょっと嬉しい。

text : Kaori Watanabe

※掲載商品の販売やお届け予定は変更になる場合がございます。詳細につきましては各商品ページをご確認ください。
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Staff Credit

Photographer : Hisashi Ogawa

Stylist : Yumeno Ogawa
Edit&text : Kaori Watanabe

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