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ワンピースはお好き？
ワンピース大好きのレイナちゃん。家の中でもおでかけする時も、365日ワンピース。カジュアルでなるべくリラックスできるような軽やかな素材のものがお気に入り。今回はレイナちゃんのワンピース恋物語をお届けします。
実は最近ちょっと気になる人がいるんです。
もしも、もしも、彼とデートなんてできたらなあ…なんてね、まさかね…モヤモヤモヤ。
なんだか妄想が止まらず勝手に頭の中でシュミレーション。
お誘い受けたらどうしよう。うひひ。何着てこうかしら。うはは。
ワンピを選びながらこんな時間が一番幸せ♡
ま、まさか……！そんなことが？お墓参りに行ったから？拾ったお財布、交番に届けたから？昨日ケーキがまんしたから？OH！神様！ありがと〜〜！
なんと憧れの彼から突然の連絡が来たの！
デートの当日。早く着きすぎてドキドキドキドキ。
ベンチはどっち側に座るのかな。もし、彼の顔が近づいてきちゃったらどうなるのかな。chu!ってしちゃったらどうなるの？ギャーーーーーー！
ま、まさかの夢落ち…ガーン！でもね。そんなことで凹んではいられません。だいたい、キスして鳥になったらどーするの！
私は明日に向かって進みます。
GO！GO！ONE-PIECE GIRL！GO！
「ワンピースのカメラマン」
雑誌やCM撮影の現場は時として荒々しい。大掛かりなセットを組む美術チームや照明を動かすスタジオマンたちの間では、怒号が飛び交うこともままある。スタッフはツナギを着ていたり、ポケットの多いカーペンターパンツを履いている人も多い。つまりは肉体労働者たちの集まりなのだ。
そんな猛々しい場所に、いつも決まってワンピースを着てくる女性のカメラマンがいた。しかも若くてかわいかったので、当然、彼女が現れるたびに好奇心の視線が集まった。「なんでワンピースなの？」その質問は何百回と繰り返されただろう。そのたびに「ワンピースが好きなんです」とさらりとかわし、黙々とカメラの準備を始める。別に目立ちたがり屋で自意識過剰という性格ではなく、むしろ寡黙で人の話を聞くタイプだった。彼女のワードローブはほぼワンピースだった。撮影の日に特別にワンピースを選ぶわけではない。彼女にとって洋服＝ワンピースなのだ。
ある時、被写体が気難しい著名人で、現場がピリピリしていた時に、彼が彼女のワンピース姿を気に入り、場が和んだことがあった。彼女にとってのワンピースはただの日常でしかないが、しかし周囲にとってその姿は、ふっと香るアロマのようなものだったのではないかと思う。
text : toshiko nakashima
※掲載商品の販売やお届け予定は変更になる場合がございます。詳細につきましては各商品ページをご確認ください。
※参考商品に関する詳細は、記載の電話番号またはWEBまでお問い合わせください。
Staff Credit
Staff Credit
Photography: Yuka Uesawa
Styling: Yumeno Ogawa
Hair & Make-up: Momiji Saito〈eek〉
Model: Reina Shimamoto
Illustration：Akiko Tokunaga
Text & Edit: Toshiko Nakashima