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人気ブランド〈アー・ペー・セー〉、〈レペット〉、〈マリメッコ〉がRakuten Fashionに仲間入り。今回は長年にわたり、ブランドのアイコンに君臨する “名品”に焦点を当てました。時代を問わず、世界中で愛され続けている歴史や理由をじっくり読み込んで、そのままオンラインで買い物してもらえたら嬉しいです。
チュニジア生まれのデザイナー、ジャン・トゥイトゥが1987年にパリで創立。2018年からパリコレクションにも参加している。ハイクオリティな素材使い、シンプルながらも上品なカジュアルウエアは、“パリジェンヌの普段着”そのもののようなラインナップ。洋服のみならず、多数のコレクターがいるキルトや、キャンドルといった雑貨類も人気だ。
上質な素材感とフォルムの良さに定評がある〈アー・ペー・セー〉のTシャツ。夏が来るたびに新作を買い足しているというファンも多い。適度にハリのあるクリスプコットンジャージ素材は抜群に肌触りがよく、暑い日もさらりとした着心地で快適だ。「シンプルで上品」という大枠のデザインはキープしつつ、色やサイズ感はもちろんのこと、ロゴの大きさや字体、配置にも気を配ってバリエーション豊富にアップデートを続けている。
〈アー・ペー・セー〉といえば、やはりデニムは外せない。女性に特におすすめなのが「プチスタンダード」。裾に向かってゆるやかに細くなっていくテーパードシルエットや股上浅めのローライズ、スリムに見えるヒップラインなど、スタイルアップを望める1本だ。日本製のストレッチ、ノンストレッチデニムの2素材を展開していて、インディゴの発色もとびきりに綺麗。硬さのある状態から、穿き込むうちに自分の脚の形に合っていくのも嬉しいポイント。
ちょっとしたお出かけからきちんとしたディナーまで、幅広く使えるレザーショルダーバッグ。カーフスキンのマットな質感、半月型のフォルムがクラシカルな雰囲気を漂わせる。開閉はフラップ裏のマグネットをパチッとするだけの簡単仕様。マチが広めで、荷物もしっかりと入るところも人気の理由のひとつ。
好みの長さに調節可能なバックルつきのショルダーストラップは、二重にしてさらに短く持つこともできる。
1947年、パリ国立オペラ座近くの小さなアトリエでローズ・レペットがダンスシューズの製作を始めたことからスタートしたブランド。裏表の状態で縫ってからひっくり返すスティッチ&リターンという独自の製法をもとに作り上げた街で気楽に履けるタウン用バレエシューズは、発売当初より瞬く間に人気となり、フレンチスタイルに欠かせないヒットアイテムに。近年ではさまざまなブランドとタッグを組み、コラボレーションシューズを発表している。
1956年、フランスの名女優であるブリジット・バルドーが「履き心地のよいタウンシューズを作って」とオーダーしたことから生まれた定番スタイル「サンドリオン」(右)は、日本限定コレクションの淡いピンクとパイソン柄が新鮮な一足をセレクト。〈レペット〉の人気の火付け役であるカラー、カーマインレッドは、低めの3センチヒールが歩きやすい「カミーユ」(左)で楽しむ。
ジャズシューズをベースに作られた「ジジ」の特徴は、つま先にかけてゆるやかに細くなっていくトゥと、繊細なレースアップ。キメの細かな山羊革を使っており、ステッチ、シューレースといったディテールをすべて白で統一している。ヒールは低めの2センチ。裏地を使っていないため、見た目以上に軽快な履き心地だ。
創業者のローズ・レペットをリスペクトして名付けられた「ローズ」。乙女な雰囲気のメリージェーンシューズも、黒を選べば大人っぽい印象に。艶のあるパテントレザーを使い、品のよさも感じる一足は、靴下とのコーディネートを存分に楽しめるのも魅力だ。足の甲部分にストラップを配しているため、安定感抜群で疲れ知らず。履き口の周囲には伸縮性のあるテープが施され、ストラップを外さずとも簡単に着脱できるのも嬉しいポイント。
都市の生地屋からフィンランドを代表するメゾンとなった〈マリメッコ〉。1951年にヘルシンキで開催した初のショーを皮切りに、鮮やかで斬新な色使いのテキスタイルが注目され始める。自然を取り入れたモチーフ使いや曲線の多い有機的な柄は唯一無二の存在感で、洋服だけでなく食器などの小物も大人気。
2021年春夏コレクションでは「人生にスイーツを」というテーマを掲げ、農産物をモチーフにしたハッピーな世界観を提案。
カラフルかつ大胆なプリントのモチーフドレス。コットンとリネンを配合した爽やかな風合いが夏にぴったり。ゆったりとしたAラインのシルエットは、かつてコルセットを身につけていた女性たちの体を解放すべく考案されたノウハウが現代の洋服作りにも反映されているもの。イチゴがキュートな「マンシッカ」柄(左)は新作のテキスタイル。定番の「ウニッコ」柄(右)は瑞々しいブルーを選んで、爽快に着こなしたい。
1964年に誕生した「ウニッコ」柄は、ブランドの代名詞。洋服はちょっと派手かなと思ったら、まずは小物から取り入れるのもおすすめ。がま口ポーチはどこか懐かしく愛らしい見た目に惹かれるファンも多数。口が大きく開くので、物を出し入れしやすく収納力もバッチリ。さまざまな用途に使える大サイズ、ペンケースとしても活躍しそうな長方形、洋服のポケットにサッと入れられる小ぶりなひょうたん型からお好みをどうぞ。
細めのピッチが印象的なボーダー「タサライタ」。1960年代後半、当時のポップカルチャーから影響を受けたデザイナーのアンニカ・リマラが考案した、いつでも着られて飽きのこないストライプパターンだ。〈マリメッコ〉の隠れた名品のひとつで、カラフルな色展開も人気の秘訣。ゆとりのあるクルーネックや無駄を削ぎ落とした飾り気のない雰囲気も心地よい。「ウニッコ」トートバッグとの柄×柄スタイルも新鮮。
中目黒のスタジオで<A.P.C.>のデニムを撮影しながら、パリへと思いを馳せた。今はコロナにより中断されているが、パリコレクションの取材をかれこれ15年ほど続けている。ハイブランドから小さな独立したブランドまで、大小様々なブランドのショーや展示会を取材する中に、<A.P.C.>も入っている。<A.P.C.>は自分たちの会社を解放して廊下やオフィス内をモデルが練り歩く時もあれば、デザイナーのジャン・トゥイトゥが自らの口でコレクションについて説明する時もあった。いつも小規模だけれど親しみがあって、殺伐としたスケジュールの最中で来場者の顔がふと柔らかくホッとしていることが多いのが印象的。そして、ショーを見た直後に速攻でショップに行きたくなるブランドでもある。おなじみのキャンドルの香りが漂う店内には、いつ何時訪れても決して期待を裏切らない、これぞ<A.P.C.>なアイテムが並んでいて、なぜかここでもほっと安心してしまう。トレンドとかちょっと先の未来を予測するために取材に来ているからこそ、不朽のものを求め、癒されるような感覚だろうか。個人的には、ジェシカ・オグデンのデザインするキルトのファンで、パリを訪れるたびにコツコツとラグやクッションを買い集めている。
<レペット>のバレエシューズは過去に何足も履きつぶしたし、バレエを習う娘のレオタードや練習用バッグも<レペット>だ。<マリメッコ>は今、さっと家を見渡しただけで、鍋つかみと布バッグと小さなポーチが目に入った。この3ブランドで「我が家的名品図鑑」ができそうな勢いです。
Text : Kaori Watanabe<FW>
※掲載商品の販売やお届け予定は変更になる場合がございます。詳細につきましては各商品ページをご確認ください。
※参考商品に関する詳細は、記載の電話番号またはWEBまでお問い合わせください。
Staff Credit
Photography: Yuka Uesawa
Styling: Yumeno Ogawa
Text: Erina Ishida〈FW〉
Edit: Kaori Watanabe〈FW〉