今やフォーマルシーンにとどまらず、普段着として取り入れる人も増えているツイードジャケット。ラメがきらめく〈サロン アダム エ ロペ〉のノーカラージャケットは、5種類の異なる糸を編み上げ、布帛のツイードのような立体感を表現。軽量なニットを採用しているため、ストレスフリーな着心地も叶える。スウェットのセットアップにカーディガン感覚で羽織り、クラシカルなムードを適度にカジュアルダウンさせるのが今の気分だ。

不安定な天気に悩まされるシーズンは、撥水素材のアウターが頼りになる。〈ビーミング by ビームス〉は、マットな光沢感のコットンナイロンを採用。旬のラガーシャツが似合うカジュアルなマウンテンパーカに、ヒップが隠れる着丈やドローストリング仕様の腰まわり、ゴールドが輝く金具など、エレガントな要素を加えることで、レディなアイテムとも相性抜群。タイトスカートを穿くなら、ウエストは程よくシェイプさせるのがおすすめ。

老舗ジーンズブランドの〈ジョンブル〉は、本格的なワークジャケットのディテールにちょっとした遊びをプラス。左右の大きなポケットをアシンメトリーに仕上げ、ライニングはインディゴブルーに映えるタータンチェックで彩った。後者は気分に合わせて取り外しが可能という、フレキシブルなデザインであるのも高ポイント。フーディを合わせたカジュアルな着こなしは、折り返した袖口から柄を覗かせるテクニックで、ぐっと垢抜けた印象に。

ファーアイテムを手がけるフランスのファクトリーブランドと〈トゥモローランド〉が打ち出す限定ライン〈マイホワイト〉より、とびきりに柔らかいエコファーのショート丈コートが登場。ダブルジップ仕様のフロントを上まで閉めると立ち上がる襟には、頭をすっぽりと覆う大きなフードがついており、着こなし次第で防寒力もアップ。少し肌寒い日はリラックス感のあるシャツに重ねるだけで、抜群にこなれて見えるのも嬉しい。

〈レイ ビームス〉のステンカラージャケットは、起毛感のあるモール素材を採用し、ダークな黒を表情豊かに。同素材のミニスカートを合わせて、セットアップも楽しめる。ミニマルなデザインだからこそ、スタイリングが単調にならないように白とグレーをバランスよく取り入れて、配色にメリハリを。さらにトレンドのレース素材のアイテムで軽さをプラスすれば、抜け感のあるモノトーンスタイルが完成。

ここ数年は、オーバーサイズが主流のテーラードジャケット。クラシックなガンクラブチェックの1着は、シワになりにくいウール調のポリエステルを採用し、見た目以上にライトな着心地が魅力。大胆なカットオフを施したり、頭にも首元にも巻けるスカーフをセットにしたりと、〈メゾンスペシャル〉らしいユニークな提案が新鮮だ。今季も引き続きトレンドのハーフパンツやミュールなど、足元は軽やかに仕上げるとバランスが取りやすい。